01 / 今日の一番
Binance、約63億ドルの盗難から3日で出金を再開——ビットコインから順に。失った分の約95%を補い、約30億ドルは凍結
【事実】暗号資産の取引所 Binance は11月1日、ビットコインなど15のネットワークで出金を再開しました。10月29日の夜に約63億ドルを盗まれてから約3日です。失った分の約95%はすでに補ったと説明しています。
【背景】補うお金は、利用者を守る約10億ドルの積立金や会社のお金などから出しました。盗まれたうち約30億ドルは凍結済み。多くは発行元が止められるドル連動の通貨です。一方でビットコイン 18,270枚(約14.7億ドル)は止められません。FBI は北朝鮮の仕業だとしています。
【見立て】早い再開は安心材料です。ただ、止められるお金と、止められないお金がはっきり分かれた事件でもあります。
"盗難のその後"(Binance・TRM Labs・各社報道)
🗣 まわりの反応
- Binance=今回の影響の額や、取り戻した・凍結した額は、この先変わる可能性があると注意を促した
- Chainalysis=北朝鮮とつながる集団「TraderTraitor」の仕業とみていると報じられた
- 論点:ドル連動の通貨は発行元が止められたから戻った。「止められる安心」と「誰にも止められない自由」のどちらを取るかが改めて問われている
L Lの見立て
今回 Binance を支えたのは、前から積んでいた"もしもの時のお金"でした。会社も家計も同じで、いざという時に効くのは、事件の後でなく前に用意した物です。今日の10分:自分の会社の「急に止まったら困るお金の出入り」を1つ書き、何か月分の備えがあるかを数字で添える。
発信するなら:「約63億ドルを盗まれた Binance が、3日で出金を再開した。支えたのは前から積んでいた"もしもの時のお金"。備えは事件の後でなく前に。自分の会社の備えが何か月分あるか、数えてみた」
★ SNSネタCNBC / CoinDesk / CNN / CBS News / crypto.news / PBS / TRM Labs
02
米国株は今週、3つの山——3日の中間選挙、6日の雇用の数字、そして"利上げ"の観測。長い期間の金利は4.93%まで上がった
【事実】米国の S&P500 は30日に1.82%下げて7,580.07、週間でも0.6%安でした。ナスダックとともに3週続けての下げです。10年債の利回りは4.93%まで上がりました。
【背景】今週は3日に中間選挙、6日に10月の雇用の数字が出ます。増える働き手は5.5万〜6.5万人、失業率は4.2%の予想です。FRB は先週、金利を3.75〜4.00%に据え置きましたが、2人が利上げに票を入れました。物価が高く、次は"上げる"かが焦点です。
【見立て】選挙と雇用と金利が1週間に重なるのは、まれです。どれか1つの結果で大きく振れるつもりで構えておきたい週です。
"週明けの米国の数字"(CNBC・FXEmpire・TradingKey)
🗣 まわりの反応
- CNBC=今週の注目は中間選挙、雇用の数字、そして Apple・AMD などの決算だと整理した
- 市場の解説=FRB の採決が10対2に割れたことで、12月の利上げの可能性が残ったとの見方が出た
- 論点:雇用の予想は5.5万人と6.5万人で割れている。数字が強すぎても弱すぎても、株が下げる理由になりうる難しい局面だ
L Lの見立て
結果は選べませんが、結果が出た時に何をするかは先に決められます。今日の10分:金利がもう少し上がったら困ること(借入・仕入れ・値付け)を1つ書き、その時にやる手を1行添える。先に決めておけば、ニュースに振り回されずに済みます。
CNBC / FXEmpire / TradingKey / TheStreet / Sensei.news
03
東京は3日が文化の日で休み、選挙の結果を受けて動くのは4日——日経平均の今週の予想は6万1,000〜6万5,000円。ドル円は157円台
【事実】日経平均は30日に大きく下げたものの、週間では597円高の6万3,290円と3週ぶりに上がりました。3日は文化の日で東京は休み。米国の中間選挙の結果に反応するのは、休み明けの4日になります。
【背景】今週の予想は、ザイ・オンラインが6万1,000〜6万5,000円。4日は大手商社4社の決算とも重なります。ドル円は2日朝に157円48銭前後。日銀が物価の勢いを「2%の目標とおおむね合う」とみたことで円が買われる場面もありました。
【見立て】1日休みをはさむ分、4日の朝に米国の2日分の動きが一度に来る。休み前の持ち方を、落ち着いて見直したいところです。
"今週の東京の見通し"(ザイ・オンライン・TBL Advisory)
🗣 まわりの反応
- TBL Advisory=「米国の中間選挙は3日だが、東京が動くのは休み明けの4日」と書き、ドル円は156円〜158円80銭とみた
- ザイ・オンライン=中間選挙、雇用の数字、Apple の決算、金利の動きに注目と整理した
- 論点:10月の円は、ドルに対する動きの幅が4年半ぶりの小ささだった。静かな円が、日銀と FRB の動きで急に動くことはないかが焦点だ
L Lの見立て
休みは、考える時間でもあります。相場が開いていない日に慌てる必要はありません。今日の10分:持っている物を1つ選び、「4日の朝に大きく下げていたら、どうするか」を先に1行で決める。決めてから休むと、休みが本当に休みになります。
ザイ・オンライン / TBL Advisory / 日本経済新聞 / ozumerry(note)