ホルムズ海峡 付近で攻撃された船(10月5〜11日)
12隻戦争開始以来、1週間で最多(BBC Verify・UKMTO)
北海ブレント(10月16日 の高値)
110ドル一時この水準に・ホルムズ の攻撃とロシア の製油所攻撃が重なった
新しい対ロシア 制裁の止め
施行2日前9月18日 に成立した法律の主な部分を大統領令で止めた
国連事務総長 選びの投票
6回目7人 の誰も常任理事国 5か国すべての支持なし・17日 にサル 氏 が撤退
01 / 今日の一番
ホルムズ海峡 で船への攻撃が最多に——革命防衛隊 は「海峡は閉じた」
【事実】BBC Verify が英国 の海上の監視機関 UKMTO の記録を調べたところ、10月5〜11日 にホルムズ海峡 付近で12隻 が攻撃され、米国・イスラエル とイラン の戦争が始まって以来、1週間で最多 でした。10月 の合計は、すでに3月 の1か月分を超えています。イラン の革命防衛隊 は土曜、「海峡は閉じた」 と警告しました。
【背景】貨物船2隻 が沈んだとの報道 もあり、船員2人 が行方不明です。沈んだ原因は、Reuters が伝える「正体不明の飛んできた物」と、革命防衛隊 の「許可のない航路で機雷に触れた」で食い違っています。小さな船からロケット弾で狙う、これまでにない攻撃も報告されました。北海ブレント は 16日、一時110ドル に達しています。
【見立て】世界の原油の大きな通り道が、日に日に細くなっています。燃料の値段は、ガソリンや電気代、運ぶ費用を通じて、私たちの財布に遅れて届きます。来月以降の請求書に備えておきたい場面です。
"ホルムズ海峡 付近の船への攻撃"(BBC Verify・UKMTO・各社報道)
🗣 まわりの反応
- NBC News=イラン が攻撃を強める一方、米国 の対応は限られていると伝えた
- CBS News=海上の監視機関が、海峡の船は今も「無差別な攻撃」にさらされていると警告したと報じた
- 論点:攻撃の数は数え方で10隻 とも12隻 ともされる。数字の差より、増え続けている流れに目を向けたい
L Lの見立て
遠い海の出来事ですが、燃料の値上がりは、少し遅れて必ず届きます。慌てる必要はありません。先に知っておけば、手を打てます。今日の10分:先月の電気・ガス・ガソリン代を書き出し、「2割上がったらいくら増えるか」を出しておく。見えている負担は、怖い負担ではなくなります。
発信するなら:「ホルムズ海峡で、1週間に12隻の船が攻撃された。戦争が始まって以来の最多。遠い海の出来事でも、燃料の値段は遅れて財布に届く。今日は、電気とガソリン代が2割上がったらいくら増えるかを出してみた」
★ SNSネタBBC Verify(各社経由) / CBS News / NBC News / CNBC / Reuters(各社経由)
02
トランプ大統領、新しい対ロシア 制裁を止める——ゼレンスキー大統領「ロシア を助けるだけだ」
【事実】トランプ大統領 は 16日、新しい対ロシア 制裁の主な部分を止める大統領令に署名しました。法律が動き出す期限の2日前です。ゼレンスキー大統領 は 17日、「間違いだ」「ロシア を助けるだけだ」 と述べ、制裁が生き返ることを望むと語りました。
【背景】この制裁の法律は、9月16日 に下院を通り、2日後に大統領が署名 した物です。その前には、ロシア 産ディーゼル の輸出への制裁も一時的に緩められ、ゼレンスキー大統領 は「ふさわしくない」と批判していました。一方で、ウクライナ の交渉役ウメロウ 氏 は 16日、米国 のクシュナー 特使 と会い、米国 は3者の首脳会談を調整しているとされます。
【見立て】AP は、ゼレンスキー大統領 が残念だと言いつつ、トランプ大統領 を直接は責めなかったと伝えています。強く言いたい時ほど、相手との道は残しておく。苦しい交渉の、ぎりぎりの言葉選びが見えます。
🗣 まわりの反応
- AP(各社経由)=ゼレンスキー大統領 は決定を残念だとしたが、トランプ大統領 を直接は批判しなかったと伝えた
- CNBC=制裁と関税を、施行前に大統領が止めた形だと報じた
- 論点:制裁を止めることが和平の話し合いを後押しするのか、ロシア に時間を与えるだけなのか。3者会談が実現するかが試金石
L Lの見立て
納得できない決定を受けた時、怒りをそのままぶつけるか、言うべきことを言いつつ道を残すか。ゼレンスキー大統領 は後者を選びました。今日の10分:最近「納得できない」と感じた相手を1人思い浮かべ、「本当に伝えたいこと」と「関係を続けるために残す一言」を1行ずつ書く。言葉の順番が、次の扉を開けます。
AP(ABC News・PBS 経由) / CNBC / CBC News / ABC7
03
国連事務総長 選び、6回目 の投票でも決まらず——初めて「色分けの投票用紙」
【事実】国連 の安全保障理事会 は 16日、次の事務総長 を選ぶ6回目 の非公式投票を行いました。今回は初めて、拒否権を持つ5つの常任理事国 の票を色で分けています。Washington Post によると、7人 の候補の誰も、5か国すべての支持を得られませんでした。
【背景】常任理事国 は赤い用紙で投票し、赤の「反対」は事実上の拒否権になります。PassBlue は、トンガ が推す アバキ 氏 が常任理事国 からそろって退けられた と伝えました。パナマ は3位のグロッシ 氏 を支持すると表明し、セネガル のサル 氏 は 17日 に撤退 しています。
【見立て】戦争が続く中、世界の調整役のトップが決まらない。大国どうしの「これだけは嫌だ」が、候補を一人ずつ消していく 選び方です。誰が選ばれるかは、これからの国連 の力の強さにも関わります。
🗣 まわりの反応
- Washington Post=最新の投票でも、5つの常任理事国 すべての支持を得た候補はいないと報じた
- PassBlue=事務総長 選びは接戦になってきたと伝えた
- 論点:候補ごとの詳しい票数はまだ明らかになっていない。次の投票で絞り込みが進むかが焦点
L Lの見立て
全員に好かれる人より、誰からも強く反対されない人 が選ばれる。国連 のトップ選びは、そういう仕組みです。仕事でも、大事な決定ほど「一番の賛成」より「強い反対がないか」で動くことがあります。今日の10分:今進めている話で、反対しそうな人を1人書き、その人の「これだけは嫌だ」を想像して1行書く。先に知れば、つまずかずに済みます。
Washington Post / Security Council Report / PassBlue / NHK