01 / 今日の一番
ウォーシュ議長、次の利上げを語らず——「会合の前に答えを決めない」
【事実】FRB のウォーシュ議長 は 16日、バンコク の IMF・世界銀行の会合で話し、10月 の利上げについて手がかりを出しませんでした。「会合の結果を先に決めない」「その商売はもうしない」と述べ、先に方向を示すやり方をやめる考えをにじませました。
【背景】FRB は9月、3年ぶりに政策金利を約3.9%へ上げました。その後、9月 の消費者物価は前年より3.7%に上昇。10月 の利上げの見方は、14日 の物価発表の直後に50%まで上がり、16日 朝には約15% に下がりました。議長は世界で「足並みをそろえた引き締め」が進んでいるとも述べ、物価と戦う姿勢は崩していません。
【見立て】答えを言わない議長は、市場にとって「自分で考えろ」という合図です。Goldman Sachs は10月は見送り、12月 に最後の利上げ と読みます。逆に CNBC の分析記事は「10月 の利上げを軽く見すぎている」と警告しています。
"10月 の利上げの見方"(CME FedWatch・各社報道)
🗣 まわりの反応
- Goldman Sachs=議長の発言は10月 の見送りを指していると読み、12月 の利上げを引き続き予想した
- CNBC(分析記事)=投資家は10月 の利上げの可能性を、危ういほど軽く見ていると指摘した
- 論点:「先に答えを言わない」やり方は、会合のたびに市場が大きく揺れる原因にもなる
L Lの見立て
誰かが答えを教えてくれるのを待つと、動きが遅れます。大事なのは「上がっても、上がらなくても困らない形」を先に作っておくこと。金利が上がれば、借入の返済や家賃にじわじわ響きます。今日の10分:借入やローンがあれば、金利が1%上がった時の毎月の増え方を計算しておく。数字が分かれば、ニュースに一喜一憂せずに済みます。
発信するなら:「米国の中央銀行の議長が『会合の前に答えを決めない』と言った。答えを教えてもらうのを待つより、上がっても上がらなくても困らない形を先に作っておく。今日は、金利が1%上がった時の返済の増え方を計算してみた」
★ SNSネタCNBC / NBC News / PBS NewsHour / Yahoo Finance
02
MSCI、ビットコインを抱える会社を指数から外せる決まりを確定——メタプラネット も対象の恐れ
【事実】株価指数を作る MSCI は 15〜16日、本業の乏しい「非事業会社」を指数に入れない決まりを確定しました。8月 の案をほぼそのまま採用し、11月30日 の取引終了から適用。対象の一覧は11月11日 に出ます。Strategy や日本 のメタプラネット が外れる恐れがあると報じられています。
【背景】まず大まかな選別をし、引っかかった会社は5つの財務の比率で調べ、4つ以上に当たれば除外。いま指数に入っている会社は、直近2年分の決算で続けて引っかかった場合だけ 外れます。JPMorgan は、Strategy が外れれば約28億ドルの株の売りが出ると見積もっています。セイラー 氏 は「差別的だ」と反対していました。
【見立て】売られるのは会社の株で、持っているビットコインそのものではありません。それでも、「ビットコインを買い続ける会社の株」を通じた買いの流れ は細る可能性があります。
🗣 まわりの反応
- CoinDesk=MSCI が正式に決め、Strategy とメタプラネット は「通告を受けた」形だと伝えた
- Decrypt=指数の資金による売りは会社の株に向かい、保有するビットコインには直接及ばないと整理した
- 論点:今の指数入り企業には2年の猶予がある。すぐに外れるのか、時間がかかるのかは11月11日 の一覧で分かる
L Lの見立て
ルールを作る側が変われば、同じ持ち物でも評価が変わります。自分の努力ではどうにもならない「外の決まり」に、どれだけ頼っているか を知っておきたいところです。今日の10分:自分の収入が、どの会社やサービスの決まりに左右されているかを3つ書く(取引先・プラットフォーム・制度など)。頼り先が見えれば、次の一手も見えます。
CoinDesk / Decrypt / Yahoo Finance / TFTC / KuCoin News
03
ビットコイン は8万ドル の手前で踏みとどまり、明日から決算の一週間へ
【事実】ビットコイン は 17日、8.15万ドル前後 で動きました。16日 は朝に8.2万ドル を超えた後、午後に8万ドル をわずかに上回る所まで下げています。Coinglass によると、強制的な手じまいは1日で2.9億ドルと、前日の9.29億ドルから大きく減りました。
【背景】Glassnode などは、8万ドル 近くで目先の底を作った可能性があるとの見方を示しています。株は、S&P500 が週で1.9%安、WTI 原油は週で7.6%高(Fidelity)。明日からは Netflix(20日)、Tesla・Meta・IBM(21日) の決算が続き、FRB は会合前の「静かな期間」に入ります。
【見立て】良い決算でも株が下がる場面が続いています。明日からは、AI への投資が本当にもうけになっているか を、会社の言葉で確かめる一週間です。
"1日 の強制的な手じまい"(Coinglass・Investing News 経由)
🗣 まわりの反応
- Bitcoin.com News=ウォーシュ議長 の発言が差し迫った利上げを示さなかったことで、8.2万ドル 前後で落ち着いたと伝えた
- CNBC=来週は大型の決算が並ぶが、良い数字でも市場の不安を鎮めるには足りないかもしれないと報じた
- 論点:最高値の12.6万ドルからはまだ遠い。「底」と言い切るには、ETF のお金の流れが戻るかを見たい
L Lの見立て
強制的な手じまいが減ったのは、借りて賭けていた人が減った という意味です。値動きが落ち着くのは、無理をしていた人が先に退いた後。今日の10分:明日からの大きな予定を3つ書き、「結果がどうでも自分がやること」を1行ずつ添える。決算も相場も、自分の一歩を決めておけば怖くありません。
Investing News / Coinglass / Bitcoin.com News / CNBC / Fidelity / StockTitan