01 / 今日の一番
ASML、売上は記録的・2030年 分の注文の声も——それでも株価は下落
【事実】オランダ の ASML は 14日、7〜9月 の売上が 117億ユーロ、純利益が約50億ユーロ だったと発表しました。一部のお客さまからは2029年、さらに2030年 分の注文の相談 が来ており、2027〜28年 の生産の予定ではお客さまの需要を満たしきれない としています。
【背景】ASML は半導体を作る最先端の機械をほぼ一手に作る会社です。AI 向け半導体の需要が強く、通年の売上は 440億〜450億ユーロ の見込み。ただ 株価は米国 市場で約2〜3% 下げました(報道で幅あり)。好決算はすでに値段に入っていた、との見方です。
【見立て】「良い知らせ」と「期待どおり」は違う。中身が強くても、期待より上でなければ値段は動きません。
🗣 まわりの反応
- CNBC=2030年 までの注文の関心が寄せられ、利益は予想を大きく上回ったと伝えた
- Investing.com ほか=予想を上回ったのに株が下げたのは「材料出尽くし」の売りだと分析した
- 論点:純利益には、AI 会社 Mistral AI への出資の値上がり約5億ユーロ が含まれる。本業の強さをどう測るかで評価が分かれる
L Lの見立て
今朝いちばん伝えたいのは、「本当の強さは、前払いに出る」 ということです。ASML でいちばん目を引いたのは、お客さまが先にお金を払ってでも機械を押さえようとしている点でした。株の値段は揺れても、「先に払ってでも欲しい」と言われる力 は揺れません。今朝の10分:自分の仕事で「予約や前払いをしてでも頼みたい」と言われている物があるかを1つ 書く。無ければ、そう言われるには何が足りないかを1行 添える。
発信するなら:「半導体の機械を作る会社に、2030年分の注文の相談まで来ているそうだ。お客さんが先にお金を払ってでも押さえたい。株価は下がったけれど、本当の強さはそこに出る。自分の仕事に『予約してでも頼みたい』と言われる物はあるだろうか。無ければ、何が足りないかを1行書いてみる」
★ SNSネタASML(会社発表) / CNBC / Investing.com / Stock Titan / TradingKey
02
中国 の AI 半導体、Nvidia は34% に——Huawei が28% まで迫る
【事実】調査会社 IDC の調べ(Reuters 報道)で、2026年1〜6月 の中国 のデータセンター向け AI 半導体の取り分は Nvidia が34%、Huawei が28% でした。Nvidia の出荷は67.8万個 で前年より44% 減、Huawei は約30万個 から57.2万個 に増えています。
【背景】主な理由は 米国 の輸出の規制が厳しくなり、Nvidia が中国 で売れる製品が限られた ことです。Alibaba 系の T-Head が7%、Cambricon が5% と、中国 の会社が続きます。
【見立て】売れない間に、相手が育つ。規制で空いた席は、空いたままにはなりません。
"中国 の AI 半導体の取り分(2026年1〜6月)"(IDC・Reuters 報道)
🗣 まわりの反応
- TechNode ほか=輸出の規制で売れる製品が絞られたことが、Nvidia の取り分の低下の主な理由だと伝えた
- 論点:IDC は、どの Nvidia 製品を数えたかを明らかにしていない。最先端の製品を含むかで数字の意味が変わる
- 論点:2025年 通年は Nvidia が55% だったとの報道もあるが、確かめられたのは1社 のみ
L Lの見立て
2本目 は、「お客さまは、待ってくれない」 という話です。Nvidia が売れなかった間に、中国 の会社が育って席を取りました。私たちも、忙しさや事情で応えられない時間が長いと、その間に別の誰かが選ばれます。今朝の10分:返事や納品を待たせているお客さまを1人 思い浮かべ、今日中に送れる一言を書く。完成していなくても「いまここまで」を伝えるだけで、席は守れます。
Reuters(TradingView 経由) / TechNode / The Standard / FourWeekMBA
03
NYT・AFP・The Economist が連合に——「AI は記事の使い道を払って」
【事実】New York Times、AFP、The Economist などが、AI による記事の使い方の決まりを作る新聞社の連合「SPUR」に加わり、会員は 20か国 以上・80社 超 になりました。The Atlantic や ブラジル の新聞協会も新たに参加しています。
【背景】SPUR は 2026年2月 に始まりました。AI が記事を読み出し・引用・表示した時に記録して新聞社へ返す決まり を最初に出しています。連合が代わりに契約するのではなく、各社が AI 会社と個別に交渉 する形です。
【見立て】作った物の価値は、使われた記録があって初めて主張できる。新聞社は、まず「数える」ところから始めました。
🗣 まわりの反応
- The Next Web=世界の大手の新聞社が、AI に記事を使わせる条件をそろえて示そうとしていると伝えた
- Exchange4media=タダで記事を AI に使われることを止める動きとして報じた
- 論点:決まりを作っても、AI 会社が従うかは別問題。各社がばらばらに交渉する中で、どこまで力を持てるかが問われる
L Lの見立て
今朝の3本 は、前払いに出る強さ・待たせた間に育つ相手・使われた記録 でした。3本目 から学べるのは、「自分の作った物が、どこでどれだけ役に立ったかを数える」 ことの大切さです。数えていない価値は、値段の交渉で主張できません。今朝の10分:自分が作った資料や仕組みで、人に使われている物を1つ 選び、「月に何回 使われているか」を数えてみる。その数字が、次の値付けの根拠になります。
The Next Web / Exchange4media / Media Copilot / Startup Fortune / Resultsense