01 / 今日の一番
予告された、大規模攻撃——ロシア が ウクライナ の電力を狙った
【事実】ロシア は 7日 にかけての夜、無人機 130機、巡航ミサイル 48発 と弾道ミサイルで ウクライナ の各地を攻撃しました。ゼレンスキー大統領 は少なくとも21人 が亡くなったと発表。北部の プリルキ では集合住宅に巡航ミサイルが当たり、子ども5人 を含む 20人 以上が犠牲になりました。
【背景】ゼレンスキー氏 は前の日、ロシア が大規模な攻撃を準備していると警告していました。民間最大の電力会社 DTEK は、施設が傷つき停電が起きたと発表。キーウ、ポルタワ、ハルキウ なども狙われました。
【見立て】予告されていても、全部は防げません。うちの現場なら、「止まった後に、どう知らせるか」まで決めておく。
"一晩の攻撃"の骨格(10月7日・ウクライナ 空軍の発表など)
130機
ロシア が放った無人機・ほかに巡航ミサイル 48発 と弾道ミサイル
39発
撃ち落とした巡航ミサイル・弾道ミサイル 5発、無人機 117機 も撃墜
5人
プリルキ で亡くなった子ども・うち3人 は1歳
🗣 まわりの反応
- ゼレンスキー大統領=「主な標的の一つは、私たちのエネルギー施設だった。ロシア は痛く、見せつけるように打とうとした」。プリルキ の攻撃を「プーチン氏 への誕生日の贈り物」と呼んだ(France 24 / Meduza)
- DTEK(民間の電力会社)=夜の攻撃で設備が傷つき、停電が起きたと発表した(Al Jazeera)
- Washington Times=キーウ が「来る」と見ていた大規模攻撃だった。冬を前に、互いのエネルギー施設を狙う攻撃が続いている
L Lの見立て
亡くなられた方々、とりわけ幼い子どもたちに、心から哀悼の意を表します。その上で、この話から学びたいのは、「予告されていても、全部は防げない」 という現実です。ウクライナ は前の日に警告し、多くを撃ち落としました。それでも電気は止まり、命が奪われました。会社の備えも、「止めない工夫」だけでは足りません。止まった後に、お客様や仲間へどう知らせるか。今日の20分:電気かネットが半日 止まった時、誰に・何で(電話・紙・別の回線)連絡するかを1行 で書く。止まらない備えと、止まった後の備え。両方そろって、守りになります。
発信するなら:「ロシアがウクライナの電力を狙って大規模な攻撃をかけた。ゼレンスキー大統領は前の日に『大規模な攻撃が来る』と警告し、多くのミサイルや無人機を撃ち落とした。それでも電気は止まり、子どもを含む多くの命が奪われた。予告されていても、全部は防げない。会社の備えも同じだと思う。止めない工夫だけでなく、止まった後に誰にどう知らせるか。両方そろって、はじめて守りになる」
★ SNSネタFrance 24 / Al Jazeera / Kyiv Independent / Kyiv Post / Meduza / Washington Times / ABC News / ua.news
02
戻りかけた海の道を、狙う——ホルムズ海峡 でタンカー攻撃が増加
【事実】イラン が ホルムズ海峡 で、タンカーへの攻撃の頻度を上げています。英国 の海事当局 UKMTO が 10月 に確認した攻撃は 9件。ペルシャ湾 を含む 9月 1か月分 の半分に、すでに達しました。
【背景】海峡を通る原油の量は、戦争前の水準に近づいていました。それを支えるのは、オマーン 沿いの南の航路を守る米軍 です。ペルシャ湾 から 中国 へ運ぶ費用は、1隻 1日 100万ドル に跳ね上がっています。
【見立て】戻りかけた時こそ、狙われます。うちの現場なら、回復した直後にこそ、守りを1段 上げる。
"海の道"の骨格(ホルムズ海峡・10月)
9件
10月 に入って確認された船への攻撃・9月 1か月分 の半分
100万ドル
ペルシャ湾 から 中国 へ運ぶタンカー1隻 の1日 の費用
約101ドル
北海ブレント の 6日 の引け値近く・WTI は 90ドル を下回る
🗣 まわりの反応
- Bloomberg=原油やガスの流れが戻りつつある、まさにその時に、イラン は船への攻撃を増やしている
- CNBC=戻ってきた原油の輸出は、攻撃が強まれば崩れやすい。流れは米軍による大きな護衛に頼っている
- ヴァンス副大統領(Reuters の取材)=イラン は核の濃縮の力を「意味のある形で」減らさなければならない、と述べた
L Lの見立て
2本目 で考えたのは、「戻りかけた時が、いちばん狙われる」 ということです。原油の流れが戦争前に近づいた、その瞬間に攻撃が増えた。相手から見れば、戻りかけた物を止めるのが、いちばん効く からです。商売でも、落ち込んだ売上が戻り始めた時、人が足りない時期を乗り切った直後 は、気がゆるみます。今日の20分:最近「やっと戻ってきた」物を1つ 選び、それが再び止まるとしたら何が原因かを1行 で書く。回復した日に、守りを1段 上げます。
Bloomberg / CNBC / FDD / Reuters
03
奇襲から3年——追悼と、「誰が責任を取るのか」の問い
【事実】イスラエル は 7日、ハマス の奇襲から3年 を迎えました。テルアビブ の公園では、生還した元人質の エリ・シャラビ氏 らが追悼式を開き、数千人 が集まりました。国会の前などでは、国による調査委員会を求める抗議 が開かれました。
【背景】ネタニヤフ首相 は3年間、国の調査委員会の設置を拒み続けています。10月27日 には奇襲後初めての総選挙。有力な対抗馬の アイゼンコット氏 は、政府の対応を批判しています。
【見立て】悲しみを悼むことと、原因を確かめることは、両立します。うちの現場なら、失敗の振り返りを「誰のせい」でなく「何が起きたか」で書く。
🗣 まわりの反応
- ネタニヤフ首相(国の追悼式)=「戦争の始まりから3年、国がかつてなく強くなった今も、あの恐ろしい時間は私たちに焼きついている」(Times of Israel ほか)
- 抗議に集まった人たち=政府の責任をはっきりさせるため、国による調査委員会を求めた。ディゼンゴフ広場 の噴水は、血を表す赤に染められた(Jerusalem Post / Times of Israel)
- 論点:3週間後 の選挙で、「あの日の責任」は大きな争点に。調査を拒む首相と、責任を問う側の対立が続いている(CNN)
L Lの見立て
3本目 で心に残ったのは、追悼の場と抗議の場が、同じ日に並んでいた ことです。悼む気持ちと、「なぜ防げなかったのか」を知りたい気持ち。どちらも、亡くなった人を大切に思うからこそです。会社でも、大きな失敗の後に振り返りを避けると、同じ穴にまた落ちます。ただ、振り返りが「犯人探し」になると、誰も本当のことを言わなくなります。今日の20分:最近の小さな失敗を1つ 選び、「誰が」を書かずに「何が起きたか・次に何を変えるか」を3行 で書く。責めずに確かめる。それが次を守ります。
Times of Israel / CNN / Jerusalem Post / Haaretz / FDD / ABC Religion & Ethics