01 / 今日の一番
7万円 の手前で、金利の入札が待っている
【事実】日経平均 は 10月2日 に 68,309円 で引け、週では +1,945円(+2.93%)。シカゴ の先物は 69,910円。今週(5〜9日)は約3か月ぶりの 7万円 が視野に入る とされます(日本経済新聞)。
【背景】ただ今週は入札が並びます。6日 に10年債(約2.6兆円)、8日 に30年債(約6,000億円)。米国 も 7日 に10年債、8日 に30年債。米10年債 の利回りは 5.275%、日本の新発10年債 は 3.090%。株価は ボリンジャーバンド の +3σ まで上がり、過熱も意識されています(ザイ)。
【見立て】入札は「この金利で、本当に買う人がいるか」を確かめる日 です。値段は、買い手が現れて初めて決まります。うちの現場なら、上げたい値段を、まず1社・1品で試す。
"7万円 の手前"の骨格(10月2日 終値と今週の日程)
68,309円
10月2日 の日経平均の終値・週で +1,945円(+2.93%)・その日は −647円
69,910円
シカゴ の日経平均先物・7万円 まで あと 90円 の水準
6日 / 8日
日本の10年債(約2.6兆円)と30年債(約6,000億円)の入札日・米国 は 7日 に10年債、8日 に30年債
🗣 まわりの反応
- 世界一やさしい投資の学校(週間展望)=見出しは「日経平均 7万円 が目前、決めるのは10年債と30年債の入札」。値動きが集中するのは、30年債の入札と FOMC議事要旨 を同じ日に受け取る 8日 だと整理した
- ザイ・オンライン=予想レンジは 67,000〜70,000円。足元の急伸で ボリンジャーバンド の +3σ まで上げており過熱感が警戒されやすいとして、押し目を狙う姿勢を勧めた
- 論点:外為どっとコム は 6日 の 植田総裁 の発言と世界的な金利上昇を注目点に挙げる。先週の上げを支えた半導体株の勢い(OpenAI の新サービスや Micron の好決算)が、金利の重しを上回り続けるかで見方が分かれている
L Lの見立て
今週 私がいちばん見たいのは、株価の 7万円 ではなく、6日 と 8日 の入札 です。入札は、国が「この金利で借りたい」と言い、買う人が本当に現れるかを確かめる日。買い手が細れば利回りが上がり、借りる時の金利に跳ね返ります。国でさえ、言い値では借りられません。毎回、買い手に試されます。私たちの値上げも同じです。全部の取引先に一斉に新しい値段を出すと、断られた時に戻る場所がありません。まず1社・1品で出して、買い手の反応を見る。反応は、どんな予想より正確 です。今日の20分:上げたい値段を1つ 選び、最初に出す1社(1品)と、その返事を見る日を書く。小さく試した値段は、大きく出す時の自信になります。
発信するなら:「日経平均が7万円の手前まで来た。でも今週いちばん大事なのは株価じゃなく、国債の入札だと思う。入札は、国が『この金利で借りたい』と言って、買う人が本当に現れるかを確かめる日。国でさえ、言い値では借りられない。毎回、買い手に試される。僕らの値上げも同じ。全部の取引先に一斉に出すと、断られた時に戻る場所がない。だから、まず1社・1品で出して反応を見る。買い手の反応は、どんな予想より正確。小さく試した値段は、大きく出す時の自信になる」
★ SNSネタ日本経済新聞 / 世界一やさしい投資の学校 / ザイ・オンライン / 外為どっとコム / フィスコ(Yahoo!ファイナンス)
02
ビットコイン は 8.7万ドル を越えられず、ETF からは資金が出て、大口は買った
【事実】ビットコイン は 10月4日、8.7万ドル 超え を保てず、約8.47万ドル で推移しました。イーサは 約2,680ドル。米国 のイーサ現物ETF からは、10月1日 までの3日間で 1.18億ドル が流出 しました。
【背景】イーサETF は 9月 に 8.32億ドル、8月 に 約18.2億ドル の流入でした。一方で、初期からの大口の財布が 約8,493ETH(2,370万ドル)を買うなど、大口は合わせて 約1万ETH を拾っています。取引所からは30日間で 18.6億ドル 分が引き出され、手元に移されました。
【見立て】窓口(ETF)の出入りと、大口の動きが逆を向いています。片方だけ見ると、話が半分 になります。うちの現場なら、件数と単価を、別の行で並べて見る。
"出ていくお金と、入ってくるお金"の骨格(10月4日 まで)
約8.47万ドル
10月4日 の ビットコイン・8.7万ドル を何度も越えられず・目先の支えは 8.38万〜8.4万ドル
−1.18億ドル
米国 のイーサ現物ETF の3日間の流出(10月1日 まで)・9月 は 8.32億ドル の流入だった
約1万ETH
大口の財布がまとめて買った量・取引所からは30日で 18.6億ドル 分が引き出された
🗣 まわりの反応
- ジュリアン・ティマー(Fidelity のグローバル・マクロ責任者・10月2日)=「金 で測った ビットコイン は、資金がその世界に戻るなかで強さを見せている」「ビットコイン と S&P500 の相関は 30% にすぎない」
- usethebitcoin の分析(10月4日)=ビットコイン は 8.7万ドル の手前で繰り返し押し戻され、8.2万〜8.6万ドル の幅で動いている。10月1日 には米国 の現物ETF に 1.027億ドル の純流入があった
- 論点:イーサETF からの流出を機関投資家の需要の弱まりと見るか、大口の買いと取引所からの引き出しを「長く持つ準備」と見るかで評価が分かれる。イーサは 10月6日 に試験用のネットワークで次の大型の更新(Glamsterdam)を控えている
L Lの見立て
今朝の暗号資産で面白かったのは、同じ週に「出ていくお金」と「入ってくるお金」が並んだ ことです。ETF という窓口からは 1.18億ドル が出ていく。その裏で、大口の財布は 約1万ETH を買い、取引所から手元へ移している。どちらも本当です。片方だけ見れば「弱い」、もう片方だけ見れば「強い」。会社の数字でも同じことが起きます。問い合わせは減っているのに、1件あたりの注文は大きくなっている。来店は増えたのに、売上は横ばい。1本の数字で判断すると、たいてい半分だけ正しい。だから、向きの違う2本を必ず並べて見る。今日の20分:毎週 見ている数字を1つ 選び、その「逆側」の数字(件数なら単価、来店なら売上)を隣の行に足す。2本 並ぶと、慌てる理由が減ります。
usethebitcoin / CoinDesk / crypto.news / cryptoticker / Fidelity(ティマー氏の発信)
03
円は 157円台、6日 に 植田総裁 が話す
【事実】ドル円 は前週 157円83銭 で終えました。高値 158円21銭、安値 156円93銭。6日 には 植田総裁 が全国証券大会で挨拶します。日銀 は 9月 の会合で政策金利を 1.25% に上げたばかり です。
【背景】9月 の 東京都区部 の物価は、生鮮食品を除いて前年比 2.7%、エネルギーも除くと 3.0%。物価の芯が強まり、次の利上げの時期が焦点 です。外為どっとコム は 158円 を超える場面での介入に注意を促し、フィスコ は 160円 を意識 と整理しています。
【見立て】為替は、輸入する物の値段を通じて、遅れて請求書に来ます。うちの現場なら、仕入れの中で「円安で上がる物」に印を付ける。
"157円台 と 物価の芯"の骨格(前週と 9月)
157円83銭
前週のドル円の終値・高値 158円21銭・安値 156円93銭
1.25%
日銀 の政策金利・9月 の会合で引き上げた・次の時期が焦点
3.0%
9月 の 東京都区部 の物価(生鮮食品とエネルギーを除く)・生鮮食品だけ除くと 2.7%
🗣 まわりの反応
- 外為どっとコム(10月4日)=今週の方向を決めるのは「日本の物価の動き」と「FRB の金利の道筋」。158円 を超える場面では介入のおそれに注意が要ると整理した
- フィスコ(Yahoo!ファイナンス)=ドル円 は目先 160円 を意識。米10年債 の利回りは一時 5.35%(約24年ぶりの高さ)まで上がっていたと指摘した
- 論点:植田総裁 が追加の利上げに前向きな姿勢を強めれば円高に振れるとの見方/一方で、米国 の長い金利が高止まりする限り、日銀 の利上げだけでは円安は止まらないとの見方もある
L Lの見立て
今朝の3本 は、入札の買い手・逆を向く2本の数字・157円台 でした。3本目 で持ち帰りたいのは、「為替は、遅れて請求書に来る」 ということです。ドル円 が 157円台 でも、今日の仕入れ値がすぐ変わるわけではありません。でも輸入の材料、燃料、海外のソフトの利用料——数か月 遅れで、じわじわ効いてきます。気づいた時には、もう値上げの連絡が来ている。だから、仕入れの一覧に「円安で上がる物」の印を先に付けておく。全部でなくていい。上位5つ だけでも、交渉の準備が変わります。6日 の 植田総裁 の言葉で円がどちらに動いても、印があれば慌てません。今日の20分:仕入れ・支払いの一覧から、円安で上がる物を5つ 選んで印を付ける。印は、為替のニュースを自分の請求書に翻訳する道具です。
外為どっとコム / フィスコ(Yahoo!ファイナンス)/ 世界一やさしい投資の学校 / 日本経済新聞