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雇用が急に冷えて、10月 の利上げがほぼ消えた週——10月2日 発表の 9月 の米雇用者増は +29,000人(予想 +84,000人)、失業率は 4.1% から 4.2% へ、しかも 7月 と 8月 で合わせて 60,000人 の下方修正(7月 は増加から −10,000人 の減少へ)、CME の 10月 利上げ確率は 1週間で 約36%→17%、Kalshi は 約70%→18% /それでも 米10年債 は 10月2日 の引けで 5.281%=発表直後に下げてから 約5bp 上昇し、週の前半には 5.29% 台=2007年6月 以来 の高さ /原油は国の判断で荒れた。中国 が 10月 の石油製品の輸出を止め、欧州各国 が非常時の在庫放出に合意 /日経平均 は 10月1日 に +2,203.00円 の 68,956.72円、翌日は −647.26円 の 68,309.46円

2026年10月3日(土) ・ 令和8年 神無月 ・ 第 087 号 ・ 今週の3潮

こんにちは。今週の お金 を一枚にたたむと、「見通しは1週間で変わり、金利は変わらなかった週」 です。10月2日 に発表された 9月 の米雇用は、増えたのが +29,000人。予想は +84,000人 でしたから、半分にも届きませんでした。失業率は 4.1% から 4.2% へ。さらに重かったのは、過去の数字の直しです。8月 は +133,000人 へ下方修正、7月 は「増えた」から「10,000人 減った」へ変わり、2か月 合わせて 60,000人 の下方修正。週の半ばに出た 8月 の PCE(米連邦準備制度 がいちばん見ている物価の指標)も、コアが 前年比 +3.0% で予想の +3.3% を下回っていました。この二つで、10月 の利上げの見通しがほぼ消えました。CME FedWatch の 10月 利上げ確率は 1週間前の 約36% から 17% へ、Kalshi の予想市場は 約70% から 18% へ。ただし 12月 の利上げは、まだ織り込まれたままです。それでも 長い金利は素直に下がりませんでした。米10年債 は雇用の発表直後に下げたあと、引けでは 約5bp 上昇して 5.281%。週の前半には 5.29% 台=2007年6月 以来 の高さ を付けています。原油は 需要ではなく国の判断で 動きました。中国 が 10月 の石油製品の輸出を止め、欧州各国 が非常時の軽油の在庫放出に合意。日本側は振れ幅が大きく、日経平均 は 10月1日 に +2,203.00円、翌 2日 は −647.26円 でした。

米 9月 の雇用者増(10月2日 発表)
+29,000人予想 +84,000人・失業率は 4.1%→4.2%・8月 は +133,000人 へ下方修正・7月 は増加から −10,000人 へ・2か月 で 60,000人 の下方修正
10月 の米利上げ確率
17%CME FedWatch・1週間前は 約36%・Kalshi の予想市場は 18%(1週間前は 約70%)・12月 の利上げは織り込みが残る
米10年債の利回り(10月2日 引け)
5.281%雇用の発表直後に下げてから 約5bp 上昇・週の前半には 5.29% 台=2007年6月 以来 の高さ
日経平均(10月2日 大引け)
68,309.46円前日比 −647.26円・10月1日 は +2,203.00円(+3.30%)の 68,956.72円・週明け 9月28日 は 65,877.62円
01 / 今週の一番

雇用が急に冷えて、10月 の利上げがほぼ消えた——10月2日 発表の 9月 の米雇用者増は +29,000人 で予想 +84,000人 の半分にも届かず、失業率は 4.1% から 4.2% へ、8月 は +133,000人 へ下方修正され 7月 は増加から −10,000人 の減少へ変わって 2か月 で 60,000人 の下方修正、ただし家計調査の就業者は +406,000人・労働力人口は +485,000人・労働参加率は +0.2ポイント の 61.8%=5月 以来 の高さ、週の半ばの 8月 のコアPCE +3.0%(予想 +3.3%)と合わせて CME の 10月 利上げ確率は 約36%→17%、Kalshi は 約70%→18% へ落ちた

【事実・今週の動き】10月2日、9月 の米雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数は +29,000人——予想の +84,000人 の半分にも届きません。失業率は 4.1% から 4.2% へ。さらに過去が直されました。8月 は +133,000人 へ下方修正、7月 は「増えた」から「10,000人 減った」へ反転。2か月 合わせて 60,000人 の下方修正 です。

【背景・データ】ただし、中身は単純な悪化ではありませんでした。家計調査の就業者は +406,000人、労働力人口は +485,000人、労働参加率は +0.2ポイント の 61.8%=5月 以来 の高さ。つまり失業率が上がったのは、働きたい人が一気に増えたから でもあります。働く人が戻ってきているのに、雇う側の勢いが落ちている——これがこの統計の形です。週の半ばには 8月 の PCE も出ていました。エネルギーと食品を除いたコアが 前年比 +3.0% で、予想の +3.3% を下回りました。物価も雇用も、同じ方向(冷える側)を指した わけです。結果、10月 の利上げの見通しはほぼ消えました。CME FedWatch の確率は 1週間前の 約36% から 17% へ、Kalshi の予想市場は 約70% から 18% へ。ただし 12月 の利上げは織り込みが残っています。株は 10月2日 に ダウ が +250.88ドル の 51,177.44、S&P500 は 7,726(+0.78%)、ナスダック は 27,190.86(+1.19%・取引中に最高値)。週では S&P500 が +0.2%、ナスダック が +1.3%、ダウ は 319ドル 安 でした。

【見立て】怖いのは「29,000人 だった」ではなく、「2か月前の数字が 60,000人 ぶん 間違っていた」 ことです。発表されたばかりの数字は、まだ下書き。うちの現場なら、先月の数字を見て決めた判断を一つ、今月の確定値でもう一度 確かめる。

"見通しが1週間で変わった"の骨格(10月2日)
+29,000人 / +84,000人
9月 の雇用者増の実績と予想・失業率は 4.1% から 4.2% へ上昇
−60,000人
7月 と 8月 を合わせた下方修正の幅・7月 は増加から −10,000人 の減少へ反転した
36% → 17%
10月 の利上げ確率(CME FedWatch)の1週間の変化・Kalshi では 約70% から 18% へ

🗣 まわりの反応

  • CNBC(10月2日)=「労働市場は 9月 に失速した。雇用はわずか 29,000人 の増加、失業率は 4.2% へ上昇」。米経済が予想よりはるかに少ない雇用しか生まず、労働市場と景気全体に意外な弱さが見えたという整理
  • CME FedWatch と Kalshi の数字=10月 の利上げ確率は CME で 約36% から 17% へ、Kalshi で 約70% から 18% へ下落。週の半ばに出た 8月 の PCE が予想より軽かったことも、同じ方向に効いたと説明されている
  • 論点:失業率の上昇が「働きたい人が増えたから」なら悪い話ではない(労働参加率は 61.8% で 5月 以来 の高さ)という見方/一方で 2か月 で 60,000人 の下方修正は、判断の土台そのものが揺れているという受け止めもある。12月 の利上げが織り込まれたままである点も、見方が分かれている

L Lの見立て

今週、私がいちばん長く手を止めたのは 29,000人 ではなく、60,000人 のほう でした。7月 と 8月 の数字が、後から 60,000人 ぶん 下に直された。しかも 7月 は「増えた」が「減った」に変わっています。つまり、あの時みんなが見ていた数字は、まちがいだった。これは経営をしている人間にはこたえる話です。私たちも 「先月の数字を見て、今月の判断をする」 という生き方をしています。売上、粗利、入金、残業時間。そして、その数字はたいてい締まっていません。請求が1本 遅れている。返品がまだ反映されていない。残業の申請が出ていない。締まっていない数字で判断して、締まった後に「あれ?」となる。私はこれで何度も痛い目に遭いました。だから私が決めたのは、数字に「下書き」と「清書」の札をつける ことです。月末から5日 までの数字は下書き。10日 を過ぎたら清書。下書きの数字で決めていいのは、取り消せることだけ。人を増やす、設備を買う、価格を変える——こういう取り消しにくいものは、清書の数字が出るまで待つ。たった5日 待つだけで、判断の質がはっきり変わりました。もう一つ、「確率が1週間で 70% から 18% に落ちた」 という事実も忘れがたい。これは専門家の集まりが出していた見通しです。一番 詳しい人たちの見通しが、1週間で逆を向く。だから私は、見通しに合わせて計画を組み替えるのをやめました。見通しではなく、「今のまま続いたら」で組む。見通しは、組んだ計画を微調整するのに使えばいい。今週の20分:先月の数字を見て決めたことを1つ 思い出し、今の確定値でもう一度 同じ判断になるかを確かめる。ならないなら、それは数字の問題ではなく、待てなかったという問題です。

発信するなら:「アメリカの雇用統計が出た。9月は2万9千人増で、予想の半分以下。でも僕が引っかかったのは別の数字だった。7月と8月の数字が、後から合わせて6万人ぶん下に直されていた。7月は『増えた』が『減った』に変わっていた。つまりあの時みんなが見ていた数字は間違いだった。これ、うちでも毎月やってる。締まってない数字で判断して、締まった後に『あれ?』となる。だから数字に下書きと清書の札をつけた。下書きで決めていいのは取り消せることだけ。人を増やす、設備を買う、価格を変える——これは清書を待つ。5日待つだけで判断の質が変わった」

★ SNSネタCNBC / BLS / TheStreet / Yahoo Finance / Bloomberg / Schwab / Trading Economics
02

利上げの見通しは消えたのに、長い金利は戻ってきた——10月2日 の 米10年債 は発表直後に下げてから引けでは 約5bp 上昇の 5.281%、週の前半には 5.29% 台=2007年6月 以来 の高さ /原油は国の判断で荒れた。10月1日 に 中国 の製油所が 10月 の石油製品の輸出を止めた(PetroChina がガソリンとジェット燃料の積み荷を取り消し、北京は 香港・マカオ 以外への輸出をまだ認めず、Kpler の推計で軽油の在庫は戦前より 約2,000万バレル 不足)ことと 米国 の対イラン軍事行動の示唆で WTI は 92.87ドル まで上昇、10月2日 は 欧州各国 が非常時の在庫放出(G7・IEA の枠組みで 1億バレル)に合意して 91.11ドル へ、Brent は 102.25ドル

【事実・今週の動き】10月2日、米10年債 は雇用の発表直後に下げたあと、引けでは 約5bp 上昇して 5.281% になりました。週の前半には 5.29% 台——2007年6月 以来 の高さ です。利上げの見通しがほぼ消えた週に、長い金利は戻ってきた。原油も荒れました。WTI は 10月1日 に +2.7% の 92.87ドル、10月2日 は 1.76ドル 安の 91.11ドル(週では 約−1.6%)。Brent は 10月2日 に 102.25ドル(−0.06ドル・週では +0.11%) でした。

【背景・データ】上がった理由は二つ、どちらも 国の判断 でした。一つは 中国。製油所が 10月 の石油製品の輸出を止めました。PetroChina が 10月 のガソリンとジェット燃料の積み荷を取り消し、浙江石油化工 は国慶節の連休中の輸出を組まず、北京は 香港・マカオ 以外への 10月 の輸出をまだ認めていません。理由は国内の在庫。Kpler の推計で、軽油・ガスオイルの商業在庫は戦前より 約2,000万バレル 少なく、ガソリンは 約900万バレル 足りません。連休が終わる 10月7日 以降に再開する可能性はありますが、未定 です。もう一つは 米国 の対イラン軍事行動の示唆。下がった理由も国の判断でした。10月2日、欧州各国 が非常時の軽油の在庫を放出することで合意——G7・IEA の枠組みで 1億バレル。つまり今週の原油の値段を決めたのは、需要でも天候でもなく「輸出を止める」「在庫を出す」という二つの政治判断 です。日本の 10月 の値上げの理由に「中東情勢による原油・ナフサ高」が並んでいるのは、ここにつながっています。

【見立て】短い金利は緩む理由が増えたのに、長い金利は高いまま。そして私たちが借りるお金は、たいてい長いほうで決まります。うちの現場なら、「利下げを待つ」前提の計画を一度 外して、今の金利で数字を引き直す。

"下がらない長い金利と、国が決めた原油"の骨格(10月1日・10月2日)
5.281% / 5.29% 台
米10年債 の 10月2日 の引けと、週の前半の高値・後者は 2007年6月 以来 の水準
92.87 → 91.11ドル
WTI の 10月1日 と 10月2日 の清算値・週では 約−1.6%・Brent は 102.25ドル
2,000万バレル
中国 の軽油・ガスオイルの在庫が戦前より不足している量(Kpler 推計)・ガソリンは 約900万バレル 不足

🗣 まわりの反応

  • CNBC(10月2日)=10年債の利回りは弱い雇用統計を受けていったん下げたが、取引の中で戻し、引けでは 約5bp 上昇の 5.281%。利上げの見通しが消えても長い金利が下がらない理由として、財政と国債の需給を挙げる見方と、景気の底堅さを挙げる見方に分かれている
  • Reuters の計算(EnergyNow 経由)=WTI は週で 約1.6% 下落、Brent は 約0.11% 上昇。10月2日 の下落は 欧州各国 が非常時の軽油在庫の放出に合意したことによるもので、前日の上昇は 中国 の輸出停止と 対イラン の軍事的な懸念によるものと整理されている
  • 論点:原油の値段が「国の判断」で上下する局面では、需給の見通しから先を読む手法が効きにくいという指摘/一方で 中国 の在庫不足は実体の数字であり、連休明けに輸出が戻らなければ値段は再び上がるという見方もある

L Lの見立て

今週の原油を見ていて、私は自分の仕入れのことを思い出しました。値段を決めたのは、売れ方ではなく、国が「止める」「出す」と言ったこと でした。中国 が輸出を止め、欧州 が在庫を出した。需要の話は、ほとんど出てきません。これは私たちの現場でも起きていることです。うちの原価が動く理由の多くは、うちの売れ方と関係がありません。為替。燃料。人件費の制度。取引先の方針変更。自分がどれだけ頑張っても動かない部分が、原価の中にかなり入っている。これをどう扱うか。私がやめたのは 「下がるのを待つ」 でした。待つのは判断ではなく、先延ばしです。代わりに二つ やっています。一つは 「動く物」と「動かない物」を原価表の上で線で分ける。燃料や為替で動く行には印をつけ、その行だけを月に一度 見る。全部を見ようとすると、結局 どれも見ません。もう一つは 「ここまで上がったら価格に載せる」という数字を、上がる前に決めておく。上がってから話し合うと、必ず遅れます。遅れたぶんは、全部 自分の粗利から出ていきます。そしてもう一点、長い金利が下がらなかった ことも書き留めておきたい。利上げがもう無さそう、というニュースの日に、10年の金利は上がって引けました。借入の金利は、たいてい長いほうで決まります。つまり「中央銀行が止めたら、うちの返済も軽くなる」とは限らない。私が痛かったのは、ここを混ぜたせいで借り換えを半年 延ばした時でした。待った半年ぶんの利息は、戻ってきません。今週の20分:原価表を開き、燃料・為替・人件費で動く行に印をつけ、「ここまで上がったら価格に載せる」という数字を1行 書く。上がる前に決めた数字だけが、上がった時に使えます。

CNBC / Reuters / EnergyNow / oilprice.com / Business Recorder / Trading Economics / Kpler / TradingKey
03

日本側は、同じ週に 3.3% 上がって 0.9% 下がった——日経平均 は 週明け 9月28日 に −486.58円 の 65,877.62円(6営業日ぶりの反落)、10月1日 に +2,203.00円(+3.30%)の 68,956.72円=8月17日 以来 の高値で米 Micron の好決算を受けた半導体株がけん引し TOPIX は +23.33ポイント の 4,131.98 で最高値、10月2日 は 前日までの2日で 約3,500円 上げた反動と長期金利の高止まり・原油高で −647.26円 の 68,309.46円 /ドル円 は 10月2日 に 157.39円 で始まり 157.22円〜158.45円 で振れて 158.07円、日銀 の9月会合「主な意見」で追加利上げの観測が後退 /ビットコイン は 85,000〜86,000ドル 台

【事実・今週の動き】日経平均 は 週明け 9月28日 に −486.58円 の 65,877.62円(6営業日ぶりの反落) から始まりました。そして 10月1日 に +2,203.00円(+3.30%)の 68,956.72円——8月17日 以来 の高値。TOPIX は +23.33ポイント の 4,131.98 で最高値。ところが 翌 10月2日 は −647.26円 の 68,309.46円。同じ週に 3.3% 上がって 0.9% 下がった わけです。

【背景・データ】10月1日 の上昇をけん引したのは半導体でした。米 Micron の好決算を受け、電気機器・精密機器・非鉄金属に買いが集まりました。下げた理由も明快で、前日までの2日で 約3,500円 上げた反動の利益確定、国内の長期金利の高止まり、そして対イラン の攻撃強化の可能性による原油の高止まり です。為替も振れました。10月2日 の東京市場で ドル円 は 157.39円 で始まり、157.22円 から 158.45円 の間で動いて 158.07円。午前に 日銀 の9月会合の「主な意見」が伝わり、追加の利上げを急がせる材料が見えなかったため円売りが優勢になって 一時 158円台半ば。そのあと政府・日銀 による為替介入への警戒が急に強まり 157.23円 前後まで急落。終盤は原油高と米金利の再上昇で 158.26円 付近まで買い戻されました。「主な意見」の中身は、9月17〜18日 の会合で政策金利を 1.00% から 1.25% へ引き上げた(3か月ぶり・従来のおおむね半年に1回 というペースを加速)背景で、「物価上振れの兆候がみえれば、そのペースを速めざるを得ない」「金融環境が依然 緩和的なら引き続き利上げで調整する」という声。一方で「このタイミングでの利上げは適切ではない」という意見もありました。ビットコイン は 10月2日 に 85,000〜86,000ドル 台(1週間で 約+0.5%、1か月で 約+9.8%)。

【見立て】大事なのは向きではなく、振れ幅 です。2日で 3,500円 上げて、1日で 647円 返す。この幅の中で仕入れや値決めをしている人がいます。うちの現場なら、為替や原材料で動く見積りに「有効期限」を1行 入れる。

"同じ週の、上と下"の骨格(9月28日〜10月2日)
+2,203.00円
10月1日 の日経平均の上げ幅・+3.30% の 68,956.72円・8月17日 以来 の高値・TOPIX は最高値
−647.26円
10月2日 の下げ幅・68,309.46円・2日で 約3,500円 上げた反動と長期金利・原油高
157.22 〜 158.45円
10月2日 の ドル円 の振れ幅・介入への警戒で急落し、原油高と米金利で買い戻された

🗣 まわりの反応

  • 共同通信・日本経済新聞(10月1日)=日経平均は3日ぶりに反発し、終値は 2,203円 高。米半導体企業の好決算を受けてハイテク株中心に買い注文が集まり、TOPIX は 4,131.98 で最高値を更新した
  • 市況の整理(10月2日)=前日までの2日間で 3,500円 近く上昇していたため利益確定売りが出やすく、国内の長期金利が高い水準で推移していることに加え、対イラン の攻撃強化の可能性から原油価格が高値圏にあることが投資家心理に重く働いた
  • 論点:日銀 の「主な意見」は「物価上振れなら利上げのペースを速めざるを得ない」という声と「このタイミングでの利上げは適切ではない」という声が同時に載っており、タカ派と読むかハト派と読むかで評価が割れた/為替は介入への警戒が効いて 158円台半ば で止まったが、原油高が続く限り円売りの材料は残るという見方もある

L Lの見立て

今週の 3本 を並べると、見通しは1週間で変わり、金利は変わらず、相場は1日で 3.3% 動いた。この三つは別々の話に見えて、ひとつのことを言っています。速さがちがう物が、同じ机に載っている。見通しは速い。相場はもっと速い。でも、借入の金利と、仕入れの契約と、人の給料は、遅い。私が若い頃にやった失敗は、速いものに合わせて、遅いものを決めた ことでした。為替が良い週に、1年分の仕入れを決める。相場が良い月に、来年の人件費を約束する。速いものは必ず戻ります。でも、決めた約束は戻りません。逆の失敗もしました。遅いものに合わせて、速いものを待った。金利が下がるまで借り換えを延ばし、為替が戻るまで価格改定を延ばす。待っているあいだの差額は、全部 自分が払っていました。だから今は、紙を2枚 に分けています。1枚目は「1週間で戻りうる物」。2枚目は「1年 残る物」。そして 2枚目だけを会議にかける。1枚目は見るだけ。これだけで、会議の時間が半分になりました。もう一つ、今週は ドル円 が1日のうちに 157.22円 から 158.45円 まで動いています。1円20銭。輸入をしている方なら、これが見積りの何%か すぐ分かるはずです。だから私は、為替や原材料で動く見積りには必ず「この見積りは◯月◯日まで有効です」と1行 入れる ことにしています。相手に不親切なようで、実はいちばん親切です。期限のない見積りは、相手にとっても「いつまで考えていいか分からない紙」だから。今週の20分:いま出している見積りを1つ 選び、有効期限の1行 を足して出し直す。期限は、こちらを守るだけでなく、相手の決断も助けます。

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