国内情勢部門 ・ 今日の3潮 ・ Morning Brief

今日の 日本——次の台風が来る前に、昼夜で直している:台風26号 は 27日 3時 に 那覇市 の南 約250km、中心気圧 980hPa・最大風速 35m/s で北北東へ 毎時15km、29日(火)にかけて 沖縄・奄美 に接近し 10月1〜2日 には 東海・関東 が暴風域に入る可能性 /その一方で 台風25号 の被災地はまだ水の中で、千葉・神奈川 の死者は 12人・行方不明 4人、印旛沼 周辺では 26日 も昼夜を通した復旧工事、排水ポンプ車 を増やして応急復旧を 1週間程度 で終える方針 /高市首相 は 10月5日 召集の臨時国会へ、消費税減税関連法案 で野党に協力を要請

2026年9月27日(日) ・ 令和8年 長月 ・ 第 081 号 ・ 今日の3潮

今朝の 日本 は、「終わっていない復旧の上に、次の台風が近づいている」——そういう朝です。台風26号 は 27日 3時 に 那覇市 の南 約250km、中心気圧 980hPa・最大風速 35m/s で、北北東 へ 毎時15km で進んでいます。27日 午前 には「強い」勢力となり、29日(火)にかけて 沖縄地方・奄美地方 に接近。動きが遅いぶん、強風と高波の影響が長引くおそれ があり、10月1日〜2日 には 東海・関東 が暴風域に入る可能性 も出ています。その足元で、台風25号 の被災地はまだ水の中 です。千葉県 と 神奈川県 の死者は 12人、行方不明は 4人。鴨川市 の土砂崩れの現場で新たに 1人 の遺体 が見つかりました。印旛沼 周辺では 26日 も復旧作業が続き、台風26号 の接近を踏まえて昼夜を通した工事、排水ポンプ車 を増やして緊急の排水を行い、応急的な復旧を 1週間程度 で終えたい としています(国土交通省 など)。政治は 10月5日 召集の臨時国会 へ。高市首相 は 消費税減税関連法案 について、参院で与党が過半数に届かない現実を踏まえ、野党に協力を求めました。市場は 25日 の 日経平均 が 5日続伸 の 66,364.20円(+850.21・+1.30%)。迫る台風、続く排水、動き出す国会——今朝は、そういう並びです。

台風26号(27日 3時)
980hPa / 35m/s那覇市 の南 約250km・北北東 へ 毎時15km・29日 にかけて 沖縄・奄美 に接近・10月1〜2日 に 東海・関東 の可能性
台風25号 の人的被害
死者 12人行方不明 4人・千葉 と 神奈川・鴨川市 の土砂崩れ現場で新たに 1人 の遺体
印旛沼 の応急復旧
1週間程度台風26号 の接近を踏まえ昼夜を通した工事・排水ポンプ車 を増やして緊急排水・国土交通省 など
日経平均(25日 終値)
66,364.20円5日続伸・+850.21(+1.30%)・半導体関連と銀行株が買われた・長期金利は 3.065%
01 / 今日の一番

次の台風が来る前に、昼夜で直している——台風26号 は 27日 3時 に 那覇市 の南 約250km、980hPa・最大風速 35m/s で北北東へ 毎時15km、27日 午前 に「強い」勢力となり 29日(火)にかけて 沖縄・奄美 に接近、10月1〜2日 には 東海・関東 が暴風域に入る可能性、一方 台風25号 の被災地では 千葉・神奈川 の死者 12人・行方不明 4人、印旛沼 周辺は 26日 も昼夜を通した工事で応急復旧を 1週間程度 で終える方針

【事実】台風26号 は 27日 3時、那覇市 の南 約250km を 北北東 へ 毎時15km で進んでいます。中心気圧 980hPa、中心付近の最大風速 35m/s。27日 午前 に「強い」勢力となり、29日(火)にかけて 沖縄地方・奄美地方 に接近。10月1日〜2日 には 東海・関東 が暴風域に入る可能性 があります。

【背景】問題は、その足元がまだ濡れていることです。台風25号 による 千葉県・神奈川県 の死者は 12人、行方不明は 4人(鴨川市 の土砂崩れの現場で新たに 1人 の遺体)。印旛沼 周辺では 26日 も復旧作業が続き、台風26号 の接近を踏まえて昼夜を通した工事 に入りました。排水ポンプ車 を増やして緊急の排水を行い、応急的な復旧を 1週間程度 で終えたい——それが今の目標です。

【見立て】いちばん危ないのは、直り切っていない場所に次が来ることです。うちの現場なら、「前の無理がまだ残っている所」を 1つ 名指しする。次の山を迎える前に。

"直る前に、次が来る"の骨格
980hPa / 35m/s
台風26号・27日 3時・那覇市 の南 約250km・北北東 へ 毎時15km・進みが遅く影響が長引く見込み
12人
台風25号 による 千葉・神奈川 の死者・行方不明 4人・鴨川市 で新たに 1人 の遺体
1週間程度
印旛沼 周辺の応急復旧の目標・昼夜を通した工事・排水ポンプ車 を増やして緊急排水

🗣 まわりの反応

  • 日テレNEWS(26日)「印旛沼 周辺で復旧作業続く——1週間程度 で応急的復旧を目指す」=台風26号 の接近を理由に、昼夜を通した工事に切り替えたと現地が説明
  • 日本気象協会(27日・気象予報士 吉田友海 氏)「強い台風26号、29日 にかけて 沖縄 や 奄美 に接近。秋雨前線が活発化の恐れ」=台風そのものより、刺激された前線の雨に注意という見立て
  • 論点:進みが遅いぶん、沖縄 は強風と高波が長引く/10月1〜2日 の 東海・関東 は進路次第でまだ幅がある/25日 の被災地は排水の途中で、同じ場所に雨が重なる最悪の形をどう避けるかが焦点

L Lの見立て

被害に遭われた地域の方々に、心からお見舞いを申し上げます。そのうえで、経営者として持ち帰りたいのは 「昼夜を通した工事」に切り替えた判断 のほうです。印旛沼 の現場は、次の台風が来ると分かった時点で のんびり直すのをやめました。排水ポンプ車 を増やし、夜も動かし、応急でいいから 1週間 で形にする。完璧に直すことより、次の波までに一旦 立たせることを選んだ。これは会社の立て直しとまったく同じ順番です。中小の経営で同じ場面は、忙しさが続いた後の現場 です。無理な納期を飲んで乗り切った、人が抜けたまま回している、修理を先送りしている機械がある。そこは、いま "水が引いていない場所" です。そして厄介なことに、次の繁忙期は必ず来ます。直っていない所に次が重なった時にしか、本当の事故は起きません。だから今日やることは、全部を直すことではありません。どこが濡れたままかを、口に出すこと です。名指しすれば、忙しい月でも人はそこを避けて通れます。今日の 10分:「前の無理が、まだ残っている所」を 1つ だけ挙げて、誰かに言う。直さなくていい。言った時点で、そこは "見えている弱点" に変わります。見えている弱点は、めったに事故になりません。

発信するなら:「台風25号 の被災地で、印旛沼 の復旧が昼夜の工事に切り替わった。次の台風26号 が来るから。完璧に直すより、次の波までに一旦 立たせるほうを選んだ判断だと思う。会社も同じで、忙しさを乗り切った後の現場には"まだ水が引いていない場所"がある。無理な納期、抜けた人、先送りの修理。次の繁忙期は必ず来る。直っていない所に次が重なった時にしか、本当の事故は起きない。今日やるのは全部 直すことじゃなく、どこが濡れたままかを口に出すこと」

★ SNSネタ気象庁 / ウェザーニュース / 日本気象協会 tenki.jp / 日テレNEWS NNN / NHK / 沖縄タイムス
02

過半数に届かないまま、10月5日 に開ける——高市首相 が 10月5日 召集の臨時国会 に向け、消費税減税関連法案 の成立へ野党に協力を要請、参院で与党が過半数に満たない状況を踏まえ「国民生活の向上や、国益のために一致できる点では幅広く協力して前に進めたい」「国民に身近な法整備で結果を出していきたい」、法案の準備と審議では「各党の意見を尊重し、丁寧に臨む」

【事実】高市首相 は、10月5日 に召集する臨時国会 での 消費税減税関連法案 の成立に向け、野党に理解と協力を求めました。参院では与党が過半数に満たない 状況です。首相の言葉は 「国民生活の向上や、国益のために一致できる点では幅広く協力して前に進めたい」、そして 「国民に身近な法整備で結果を出していきたい」。

【背景】進め方についても踏み込んでいます。多くの賛同を得るため「各党の意見を尊重し、法案の準備や審議に丁寧に臨む」。つまり 数で押すのではなく、作る段階から相手を入れる という宣言です。焦点の 飲食料品 の消費税減税 は、決まれば 値札・レジ・請求の書式・売上の集計 が一斉に動きます。決まる時期と、現場が汗をかく時期はずれます。

【見立て】「通らない前提で作る」のは、弱さではなく設計です。うちの現場なら、反対されそうな案ほど 相手を作る段階から入れる。決めてから説得するより速い。

"数が足りない国会"の骨格
10月5日
臨時国会の召集・焦点は 飲食料品 の消費税減税 を含む関連法案
参院は過半数割れ
与党だけでは通せない・だから野党へ協力を要請するという構図
準備の段階から
「各党の意見を尊重し、法案の準備や審議に丁寧に臨む」=作ってから説得するのでなく、作る前に入れる

🗣 まわりの反応

  • 高市首相(ニューヨーク での内外記者会見)「国民生活の向上や、国益のために一致できる点では幅広く協力して前に進めたい」「国民に身近な法整備で結果を出していきたい」
  • 共同通信・産経新聞 の見出し「野党に消費減税関連法案の協力要請——身近な法整備で結果」=会見の主眼が外交ではなく国内の法案だったという各社の読み
  • 論点:参院 の過半数割れは、丁寧さを"選んだ"のではなく"選ばされた"という見方もできる/飲食料品 の減税は決まる時期と現場の対応時期がずれる/野党の側にも成果を求める事情があり、どこで折り合うかが焦点

L Lの見立て

この項目は、政治の話として読むともったいない と思っています。見るべきは進め方です。参院で数が足りない。だから、法案を作る段階から相手の意見を入れる。これは正論として言っているのではなく、そうしないと通らないから です。そして、ここに中小の経営がずっと苦手にしてきたものがあります。私たちはたいてい、案を完成させてから人に見せます。何日もかけて作り込み、資料を整え、「どうでしょうか」と出す。ところが出された側は、完成品を前にすると 意見ではなく評価 を言います。「まあ、いいんじゃないですか」。そして誰も自分ごとになりません。悪気ではなく、参加していないからです。人が動くのは、内容が正しい時ではなく、作る場に居た時 です。新しい仕組みを入れる、値段を変える、シフトを変える——反対が出そうな話ほど、完成させてはいけない。7割 の状態で見せて、残りの 3割 を一緒に埋める。時間がかかるように見えて、決めた後の反発がまるで違います。今日の 10分:近いうちに社内へ通したい変更を 1つ 選び、いま何割 できているかを数字で書く。8割 を超えていたら、いったん手を止めて、誰かに見せる日を決める。通したい案ほど、完成させないでください。

日本経済新聞 / 共同通信 / 産経新聞 / 東京新聞 / 時事通信
03

株は 5日続伸、金利は 30年ぶり の水準圏——25日 の 日経平均 は 66,364.20円(+850.21・+1.30%)で 5日続伸、半導体関連と銀行株が買われる、一方で 新発10年物国債 の利回りは 3.065% と 9月1日 に 3% を突破して 1996年9月 以来 30年ぶり となった水準の上に居座り、銀行には追い風・借入のある中小には逆風という逆向きの効き方が同じ相場の中で並ぶ

【事実】25日 の 日経平均 は 66,364.20円(+850.21・+1.30%)で 5日続伸 しました。買われたのは 半導体関連と銀行株 です。海外の AI・半導体 の強さが東京にも波及した形で、金利の歴史的な上昇を跳ね返しての上げでした。

【背景】その同じ相場で、新発10年物国債 の利回りは 3.065%。9月1日 に 3% を突破して 1996年9月 以来 30年ぶり となった水準の上に居座っています。銀行株が買われたのは、金利の上昇が収益の追い風と読まれたから。同じ金利の上昇が、借入のある中小には逆風になります。一つの数字が、業種で正反対に効く——それが今の相場の性格です。

【見立て】「株高」は世の中の話、金利は自分の返済表の話です。うちの現場なら、景気の物差しを指数でなく 取引先 3社 の受注 に置く。そのほうが当たります。

"同じ数字が、逆向きに効く"の骨格
66,364.20円
25日 の 日経平均・5日続伸・+850.21(+1.30%)・半導体関連と銀行株が買われた
3.065%
新発10年物国債 の利回り・9月1日 に 3% 突破=1996年9月 以来 30年ぶり の水準圏
銀行は追い風
同じ金利上昇が、借入のある中小には逆風・一つの数字が業種で正反対に効く

🗣 まわりの反応

  • 株探 の大引けコメント(25日)「5日続伸、半導体関連や銀行株が買われる」=銀行株が買われたのは、金利の上昇が収益の追い風と読まれたため
  • 三井住友DSアセットマネジメント の解説「30年ぶり につけた 3% という水準は、単なる通過点か」=到達点ではなく途中かもしれない、という問いの立て方
  • 論点:金利の上昇は銀行には追い風でも借入のある中小には逆風で、同じニュースの効き方が業種で逆になる/株高の主役が海外発の AI・半導体 で、国内の内需とは連動していない/国の利払いも増えるため、減税の議論と財政の議論が同時に走る

L Lの見立て

今朝の 日本 の 3本 は、迫る台風・動き出す国会・株高と 30年ぶり の金利 でした。01 で直り切らない場所に次が来て、02 で数が足りないまま国会が開き、03 は 同じ数字が、業種によって正反対に効いた。私が経営者の仲間に持ち帰ってほしいのは、この 3本 目です。日経平均 が 850円 上がった同じ相場で、長期金利は 30年ぶり の水準にいます。しかも銀行株は、その金利上昇を理由に買われました。同じ一つの数字が、ある会社には追い風、ある会社には向かい風。ニュースはこれを分けて教えてくれません。「株高」という明るい見出しだけが残り、私たちは何となく「景気が良くなってきたな」と思って帰ってきます。でも、うちの通帳に効くのは金利のほうです。ここを取り違えると、いちばん慎重であるべき時期に気が大きくなります。では何を物差しにするか。指数ではありません。取引先 3社 の受注 です。あの会社の今月の発注量、あの店の来客、あの現場の予定。世の中の平均より、この 3行 のほうがよほど自分の商売に当たります。しかも毎月 聞けば、変化が出た月にすぐ気づけます。今日の 10分:「これが動けば、うちも動く」取引先を 3社 書き、来月から毎月 その 3社 の様子だけを聞くと決める。指数は世の中の話、3社 はあなたの話。動くのは、いつも後者です。

日本経済新聞 / 株探 / 財経新聞 / ライブドアニュース / 三井住友DSアセットマネジメント / Trading Economics