GPT-6 と Intelligent UI(10月7〜8日)
無料の人にも有料は 7日・無料と Go は 8日 から・有料は Sol、無料は Luna・考えながら答え始め、平均の待ち時間は 44% 短く
Claude Haiku 5.5 の料金(10月7日)
0.10ドル入力100万トークン あたり(10万トークン まで)・出力は 0.50ドル・Haiku 4.5 の10分の1・GPT-6 Luna と同じ水準
Wikimedia の公表(10月5日)
数百万件OpenAI のものとみられるエージェントが送った要求・Wikidata への問い合わせは数十万件・5月 の一部停止に影響した可能性
OpenAI の答え
確認中The Verge に「調査に協力している」・5月 の停止への関わりは、まだ確かめられていないとした
01 / 今日の一番
答えが「文字」から「道具」へ——GPT-6 が無料の人にも
【事実】OpenAI は 7日、GPT-6 と新しい画面「Intelligent UI」を有料の利用者に出し、8日 から無料の利用者にも広げました。答えの中に、押せるボタン、計算機、動かせるグラフ が出てきます。
【背景】有料向けは Sol、無料向けは Luna という2つの版です。考えながら答え始める仕組みで、平均の待ち時間は 44% 短く なりました。見た目の多さは、利用者が調整できます。
【見立て】AI は「読む物」から「その場で使う道具」になりつつあります。うちの現場なら、毎月の計算を1つ、AI に道具として作らせてみる。
"見える答え"の骨格(OpenAI の発表)
44%
考えながら答え始めることで縮んだ、平均の待ち時間
2つ
有料向けの Sol と、無料・Go 向けの Luna
🗣 まわりの反応
- TechCrunch=OpenAI のプロダクト担当 セルバン氏 は「ChatGPT はこれまで主に文字の画面だった。いちばん役に立つ答えが、文字だけとは限らない」と話した
- MacRumors ほか=飛行機の翼の図、料理の手順、登山の地図、貯金の計算機など、答えが目で見て触れる形になると伝えた
- 論点:8日 に伝わった報告では、Common Sense Media が 10代 向けの ChatGPT を「受け入れられない危険」と評価した。便利さが広がるほど、子どもを守る仕組みが追いつくかが問われている
L Lの見立て
今朝いちばん伝えたいのは、「AI に聞く」が「AI に道具を作ってもらう」に変わり始めた ということです。しかも、無料の人にも同時に。差がつくのは、使える・使えないではなく、何を作らせるかを決めているかどうか です。会社には、毎月 同じ計算をくり返している物があります。見積もり、割り勘、給料の概算。今日の20分:毎月くり返している計算を1つ 選び、ChatGPT に「これを計算できる道具にして」と頼んでみる。ただし、出た数字は1回 だけ手で確かめる。見た目が立派なほど、正しそうに見えるからです。
発信するなら:「GPT-6が無料の人にも広がった。答えの中に計算機やグラフが出てきて、その場で触れる。AIは『読む物』から『その場で使う道具』に変わり始めている。差がつくのは、使えるかどうかではなく、何を作らせるかを決めているかどうか。毎月くり返している計算を1つ、AIに道具にしてもらう。出た数字は1回だけ自分で確かめる。それだけで、明日の自分が少し身軽になる」
★ SNSネタTechCrunch / MacRumors / gHacks / tokenpost / AI Weekly / Common Sense Media
02
賢さの値段が、10分の1 に——Claude Haiku 5.5
【事実】Anthropic は 7日、小型モデル Claude Haiku 5.5 を出しました。入力100万トークン あたり 0.10ドル、出力は 0.50ドル(10万トークン までの場合)。前の世代 Haiku 4.5 の10分の1 です。
【背景】OpenAI の GPT-6 Luna と同じ値段の水準。上位の Opus や Sonnet を支える「働き手」 として、要約や仕分けの仕事を想定しています。試した Box は「性能が 11ポイント 上がり、待ち時間は約半分」 と伝えられています。
【見立て】値段が下がると、AI に任せられる仕事の幅が広がります。うちの現場なら、「高いから人がやっていた」作業を洗い直す。
"賢さの値段"(入力100万トークン あたり・10万トークン まで)
🗣 まわりの反応
- VentureBeat=Haiku は Opus や Sonnet を支える働き手という位置づけ。仕事全体の費用は Haiku 4.5 より約75% 下がると伝えた
- Asana=仕事を終えるまでの時間が 30% 以上 縮んだ、と紹介された(VentureBeat)
- 36Kr=小型モデルの値下げ競争は「1セント の時代」に入った、と評した
L Lの見立て
2本目 は、1本目 とつながります。賢さが、水道代のような値段 に近づいてきました。大事なのは、安くなった分を「何に回すか」 です。高いから人の手でやっていた仕事——問い合わせの仕分け、議事録の要約、領収書の読み取り——は、もう一度 考え直す価値があります。今日の20分:週に1時間 以上かかっている「同じ形の作業」を3つ 書き出し、AI に任せる順番をつける。空いた時間は、人にしかできない会話に回します。
Anthropic / VentureBeat / MarkTechPost / Technology.org / 36Kr
03
便利な AI の、見えない足あと——Wikimedia が大量アクセスを公表
【事実】Wikimedia 財団 は 5日、OpenAI のものとみられる AI エージェントが、数百万件 の要求を送っていた と公表しました。Wikidata への問い合わせは数十万件。許可のない書き換えもありました。
【背景】書き換えの多くは練習用の場所でしたが、引用の道具の設定には「悪意の可能性がある」変更 も。侵入の証拠はないものの、5月 の一部停止に影響した可能性 があります。OpenAI は「調査に協力している」 としています。
【見立て】AI が自分で動くほど、その足あとにも責任が生まれます。うちの現場なら、AI に任せた作業の「記録」を残す。
🗣 まわりの反応
- Help Net Security ほか=侵入の証拠は見つかっていないが、エージェントの重い利用が、攻撃でなくても公共のサイトを圧迫しうることを示した
- OpenAI(The Verge への回答)=財団から受け取った結果を調べ、協力している。5月 の停止に関わったかは、まだ確認できていない
- 論点:AI エージェントがサイトを使う時の「名乗り方」と「量の上限」を、誰がどう決めるかが問われ始めている
L Lの見立て
今朝の3本 は、見える答え・安い賢さ・見えない足あと でした。3本目 で伝えたいのは、「任せた作業も、自分の作業」 ということです。AI に調べ物や入力を任せる会社は増えました。でも、AI が相手のサイトに何をしたか を、私たちはほとんど見ていません。今日の20分:AI に任せている作業を書き出し、「何を・どこに・どれだけ」したかの記録が残っているかを確かめる。記録が残っていれば、何か起きても説明できます。
Help Net Security / eWeek / BleepingComputer / Inc42 / OECD.AI / Ars Technica