金融・暗号資産部門 ・ Money & Crypto ・ 週間まとめ

FOMC は 7/29 に 6会合連続で 3.50〜3.75% 据え置き(9対3 の分裂採決・Hammack、Kashkari、Logan の 3名が利上げに反対)——Warsh 議長の初テストは"割れた採決"に/日経平均は 8/1 に +4.03% の 64,362円で急反発、Microsoft・Amazon 好決算+ Advantest +15.7%・SoftBank +14.2% で AI・半導体銘柄がアンワインドから帰還/BTC は FOMC 通過後 $64,000 台で膠着、ETH $1,882 で反落、日銀は 7/31 に 1% 据え置き(1995年 9月以来の高水準を維持)、円は 163円台後半で 40年ぶり安値圏継続の週

2026年8月1日(土) ・ 令和8年 葉月 ・ 第 024 号 ・ 週間まとめ号 ・ 今週の3潮

今週のお金は、"割れた FOMC、週末の反発、続く円安と暗号の膠着"——3つの潮が並んだ節目の 1週間でした。7/29、米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を 3.50〜3.75% で据え置きと決定(連邦準備制度理事会・CoinDesk・CCN)。6会合連続の据え置きで、採決は 9対3 の分裂——Beth M. Hammack(クリーブランド連銀)、Neel Kashkari(ミネアポリス連銀)、Lorie K. Logan(ダラス連銀)の 3名が 0.25% 利上げを主張して反対票を投じました。Warsh 議長にとっては就任後の初 FOMC で"最初の大テスト"——市場は結果を織り込んでいたため、直後の暗号・株の反応は限定的でした。しかし週末にかけて景色は反転。8/1 の東京市場では日経平均が +4.03% の 64,362円で終了(Trading Economics)——Microsoft・Amazon の好決算を追い風に、Advantest +15.7%(年度営業利益予想を 35% 上方修正)、SoftBank +14.2%、Tokyo Electron +6.2%、Fujikura +12%、Lasertec +13.7%と、月初〜月中に叩かれた AI・半導体銘柄が一斉に帰還。BTC は $64,000 台で膠着、ETH は $1,882 で -1.63%と暗号は静か。日銀は 7/31 に 1% 据え置き(Trading Economics・Bitcoin Foundation)——1995年 9月以来の高水準を維持、円は対ドル 163円台後半で 40年ぶり安値圏を続けます。割れた採決、週末の反発、続く円安と暗号の膠着——3つを並べたい週末です。

FOMC 7/29
3.50〜3.75% 据え置き6会合連続 / 9対3・3名反対
日経平均 8/1
+4.03% / 64,362円Advantest +15.7%・SoftBank +14.2%
日銀 7/31 決定
1% 据え置き1995年 9月以来の高水準・円 163円台
BTC / ETH
$64K / $1,882FOMC 通過後の膠着・ETH -1.63%
01 / 今週の一番

FOMC は 7/29 に 6会合連続で 3.50〜3.75% 据え置き——9対3 の分裂採決、Hammack・Kashkari・Logan の 3名が 0.25% 利上げを主張、Warsh 議長の初テストは"割れた採決"、市場は直後小幅反落・週末には反発

【事実・今週の動き】米連邦公開市場委員会(FOMC)は 7/29、政策金利を 3.50〜3.75% で据え置きと決定しました(連邦準備制度理事会・CoinDesk・CCN・CryptoTimes・99Bitcoins)。6会合連続の据え置きで、採決は 9対3 の分裂——Beth M. Hammack(クリーブランド連銀)、Neel Kashkari(ミネアポリス連銀)、Lorie K. Logan(ダラス連銀)の 3名の地区連銀総裁が 0.25% 利上げを主張し反対票を投じました。Kevin Warsh 議長就任後の初 FOMCで、市場は「Warsh 統治の色が出るか」を注視していましたが、結果は市場が概ね織り込み済み——BTC は決定直後に -0.5% の $64,000 台、ETH は -1.63% の $1,882と限定的な反応にとどまりました(CryptoTimes・Bitcoin Foundation)。S&P 500 も大きな動きなく通過、翌 7/30 のパウエル前議長流の記者会見にはならず、Warsh 議長は「良い家族喧嘩」と分裂を表現、統治スタイルの移行が可視化された 1週間になりました。

【背景・データ】インフレは 2%目標を 5年超上回り続け、長引く粘着インフレが利上げ派を 6会合連続で残しました。並走して Nvidia の OpenAI 向け最大 $2,500億ドル融資保証構想OpenAI IPO 準備(9〜11月・想定時価 $730B)が、民間側の巨大資金移動を政策金利の外側で進行させています。市場が織り込む先行きは2026年内に 0.25% の利上げが 2回、以降 2027年末まで動かずという穏やかな綱引きで、直近では BTC の "dovish サプライズがあれば強気" 観測が広がっていましたが、実際は据え置きで大きな相場変動は起きず。Warsh 議長にとって、静かに"型を示す"月末の 1週間になりました。

【見立て】「割れた採決」の週ほど、"どちらに転んでも動ける 1行"を袖に持つ順序が長く効きます。「6会合連続の据え置き」という予測可能性は、「予測できるが動かない中央銀行」という新しい景色を作りつつあります。来週は、「据え置きが続いても、動いても続く注文」「金利・流動性・制度の 3変数で、うちが動く境界線」「粘着インフレが 5年超続いた場合の家計・事業の 3変更」を紙に書きたい。「Warsh 議長の初テストは静かに通過」——派手な変化がない週こそ、次の1手を先に描く時間として使いたい週末です。

"割れた採決+静かな通過"の骨格
3.50〜3.75%
FOMC 据え置き・6会合連続
9対3
Hammack・Kashkari・Logan 反対
BTC $64K / ETH $1,882
直後小幅反落・大きな動きなし

🗣 まわりの反応

  • 連邦準備制度理事会「Federal Reserve issues FOMC statement」との公式発表
  • CoinDesk「3 reasons Wednesday's FOMC interest-rate decision is pivotal for bitcoin」との整理
  • CCN「Bitcoin Braces for Kevin Warsh's First Big FOMC Test as Fed Decision Looms」との観測
  • Bitcoin Foundation「US Fed Holds Rates — Bitcoin Stays Near $64K」との現場声
  • 論点「3名の反対はワーシュ体制の統治スタイルを試す材料。声明の短さも観測点」との慎重論
  • 論点「予測可能性の高さは新興国資金の流入を促す一方、"動かないリスク"が家計を締める」との観測

L Lの見立て

「割れた採決」の週ほど、"どっちに転んでも動ける 1行"を袖に持つ順序が家計と事業を長く守ります。来週は、「据え置きが続いても、動いても続く注文」「金利・流動性・制度の 3変数で、うちが動く境界線」を紙に書きたい。予測より備え、モメンタムより骨——週をまたいで転ばない設計です。

発信するなら:「6会合連続の据え置き+反対 3名——Warsh 議長の初テストは静かに通過。どっちに転んでも動ける 1行を袖に、来週へ」

★ SNSネタ連邦準備制度理事会 / CoinDesk / CCN / CryptoTimes / 99Bitcoins
02

日経平均は 8/1 に +4.03% の 64,362円で急反発——Microsoft・Amazon 好決算+ Advantest +15.7%(営業利益予想を 35% 上方修正)・SoftBank +14.2%・Tokyo Electron +6.2%、月中の 10% 調整からアンワインドが帰還

【事実・今週の動き】8/1 の東京市場で、日経平均は +4.03% の 64,362円で終了しました(Trading Economics)。7/17 の -4.73%・63,674円を底に、月中〜月末にかけて時価 $400億ドルが消失した AI・半導体銘柄が、週末に一斉反発。Microsoft と Amazon の四半期好決算——特にハイパースケーラー(Azure・AWS など)の AI 関連投資と AI 需要が想定より粘着していることが確認され、Wall Street のリスクオンが東京・アジアに波及しました。個別では Advantest +15.7%(年度営業利益予想を 35% 上方修正、AI チップ検査装置の需要が強い)、Tokyo Electron +6.2%、Kioxia +2.9%、SoftBank +14.2%、Fujikura +12%、Lasertec +13.7%と、半導体・AI テーマが軒並み急伸。月間で -10% 超の調整を強いられた同銘柄群が、週末の 1日で相当分を戻す荒い展開です。

【背景・データ】「点集中の日本市場の弱点」が 7月中〜下旬に露呈しましたが、Anthropic × AMD の 2GW MI450 契約、OpenAI Presence、Nvidia × SK Group の $500B 覚書など、AI インフラの需要が「バブル」ではなく「実需」だったことが Microsoft・Amazon 決算で追認され、Advantest の 35% 上方修正「AI チップ需要は本物」との見方が強化されました。Bank of Japan は 7/31 に 1% を据え置き——1995年 9月以来の高水準を維持し、円安と物価上振れの綱引きが続きます。展望レポートで成長率・インフレ率が上方修正されたことも、「9月・10月の追加利上げ観測」を残しました。

【見立て】「調整の後の反発を、"追いかける"のでなく"設計に戻る"時間として使う」——事業でも家計でも同じ順序です。今週の日経は、「7月の -10% 調整で叩かれた側」が Microsoft・Amazon 決算という外部発の追い風で戻ってきました。「上がったから買う」でなく、「上がっている今こそ、集中しすぎている 1本を軽くする/守り手を厚くする 1本」を紙に書きたい週末です。派手な反発の週こそ、次の調整に備える設計が長く効きます。「アンワインドの帰還」「点集中の弱点はまだ残っている」ことの裏返しでもあります。

🗣 まわりの反応

  • Trading Economics「Nikkei 225 Index jumped 4.03% to close at 64,362 on Friday」との整理
  • Advantest 決算「年度営業利益予想を 35% 上方修正——AI チップ検査装置の堅調な需要」との観測
  • 日本経済新聞「Microsoft・Amazon の好決算が、AI 関連需要の持続性を裏付ける」との現場声
  • 論点「1日で 15% 動く半導体銘柄の値動きは、点集中の弱点がまだ根深いことを示す」との慎重論

L Lの見立て

「調整後の反発は、"追いかける"のでなく"設計に戻る"時間として使う」——事業も家計も同じです。来週は、「集中しすぎている 1本/守り手として残す 1本/新しく置く 1本」を紙に書きたい。派手な反発の週こそ、次の調整に備える設計が長く効きます。

Trading Economics / 日本経済新聞 / Advantest 決算資料 / Microsoft 決算 / Amazon 決算
03

BTC は FOMC 通過後 $64,000 台で膠着、ETH は $1,882 で -1.63%——日銀は 7/31 に 1% 据え置き(1995年 9月以来の高水準を維持)、円は対ドル 163円台後半で 40年ぶり安値圏継続、家計は輸入品・エネルギー・食料コストで圧迫される週

【事実・今週の動き】ビットコイン(BTC)は 7/29 の FOMC 通過後、$64,000 台で膠着——決定直後は -0.5%、翌日にかけても限定的な反応でした(Bitcoin Foundation・CryptoTimes・Coinpedia)。イーサリアム(ETH)は $1,882 前後で -1.63% の反落、24時間で -1.9%と、暗号は静かな週。「Fed の据え置きは織り込み済み」「動意薄」との観測で、暗号アナリストは「数ヶ月の弱さの後、$64K の長期底値を築いている兆候」と評価。並走して Bank of Japan は 7/31 の政策決定会合で 1% を据え置きと決定(Trading Economics)、1995年 9月以来の高水準を維持——6月の 25bps 利上げ以降、追加利上げは見送られました。円は対ドル 163円台後半で 40年ぶり安値圏を継続、展望レポートでは物価・成長見通しの上方修正で、「9月・10月の追加利上げ観測」が市場に残りました。

【背景・データ】暗号の膠着は、「政策の予測可能性の高さ → 短期売買のリスクプレミアム低下 → 動意薄」の教科書的展開。BTC の $64K 水準は、「$60K〜$68K の広いレンジ」を試す構造で、次の材料(米大統領選前後の規制/半減期後のマイナー動向/ETF 資金流入)を待つ姿勢が続きます。円 163円台後半は、1986年以来の水準で、家計の輸入品・エネルギー・食料コストを直撃——7月〜8月上旬の記録的猛暑と重なり、「気候リスク+為替リスクの二重負担」が続きます。並走して、南米大陸の異常寒波(4カ国死者 15人以上)穀物供給の懸念も出ており、グローバルな食料インフレの下地が積み上がる週になりました。

【見立て】「動きが少ない週こそ、"次の 3変数"を書き直す順序が長く効きます。来週は、「金利・流動性・制度の 3変数で、うちが動く境界線はどこか」「円安が続いた場合の家計の 3変更(買う物・買う場所・買う頻度)」「BTC が $60K を割った場合/$68K を超えた場合の対応 1行」——3本を週初に書きたい。暗号の膠着「動きがない = 何も考えなくていい」ではなく「動きがない = 次に大きく動く前の準備時間」と捉える 1週間で。40年ぶりの安値圏を、根性でなく設計で越えていく側で。予測できない未来より、書ける 3行——地味に効く順序です。

"膠着+40年ぶり安値圏"の骨格
163円台後半
円 対ドル・40年ぶり安値圏継続
日銀 1% 据え置き
1995年 9月以来の高水準を維持
BTC $64K / ETH $1,882
FOMC 通過後の膠着・広レンジ

🗣 まわりの反応

  • Bitcoin Foundation「US Fed Holds Rates — Bitcoin Stays Near $64K」との整理
  • Trading Economics「The Bank of Japan left its policy rate unchanged at 1%」との観測
  • Coinpedia「All Eyes on FOMC as BTC Holds Key Support」との現場声
  • 論点「40年ぶり安値圏の円と暗号の膠着は、政策の予測可能性の高さの副作用」との慎重論
  • 論点「南米異常寒波+円安で、来月の食料インフレは家計に直接効く」との観測

L Lの見立て

「動きが少ない週こそ、次の 3変数を書き直す」——暗号の膠着は"動きがない = 準備時間"です。来週は、「金利・流動性・制度の 3変数」「円安が続いた場合の家計の 3変更」「BTC の広レンジの対応 1行」——3本を週初に書きたい。動く前の 1行で、40年ぶりの安値圏を根性でなく設計で越える側で。

発信するなら:「暗号の膠着+円 40年ぶり安値圏の週。動きがない週こそ、次の 3変数を書き直せた側から、来週の呼吸が軽くなる」

★ SNSネタBitcoin Foundation / CryptoTimes / Coinpedia / Trading Economics / 日本銀行